技術提案事例

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高さを抑えたリチウムイオンモジュールパック

こちらは、リチウムイオン電池をモジュールパック化し、高さを抑えた事例です。リチウムイオン電池のエネルギー量はサイズに比例し、リチウムイオン電池自体の高さが、床面の高さや乗り物の重心の悪化に直結していました。しかし高さを抑えることで、乗車の際に発生する高低差を抑えることができます

Before

リチウムイオン電池と言っても、その種類は様々です。正極材として、コバルト・ニッケル・マンガン・リン酸鉄・リチウムポリマなどの種類があり、負極材として、黒鉛・チタン酸リチウムがあります。これらすべての種類に共有していえることは、リチウムイオン電池のエネルギー量は形状のサイズが大きくなればなるほど大きくしやすいという点です。電解質に正極材と負極材を浸す構造のため、リチウムイオン電池は製品寸法は、横幅や奥行きは小さくなっていても、高さはある程度のサイズを有しています。

After

乗り物など、リチウムイオン電池を採用する際には、その設置場所は床面になることが多くなっています。これは、重量物を床面に配置することで乗り物の重心を安定させる目的や、人が乗り場合には乗車空間を広く確保するためです。これらのケースでは、リチウムイオン電池自体の高さが、床面の高さや乗り物の重心の悪化に直結します。

これらの問題を解決するために、リチウムイオン電池のモジュールパック化し、従来と比較して高さを抑えることができました。この電池モジュールパックを採用すれば、人が乗る高さを抑えることができ、乗車の際に発生する高低差を抑えることができます。

公共交通機関の乗り物や特殊車両の乗り心地や走行性能を実現するために、
リチウムイオン電池の形状を調整する必要があります。
この場合、リチウムイオン電池のW:横幅やD:奥行き以上に、H:高さを抑えることが大切です。
また、電池形状だけでなく、乗り物は瞬時の高出力性能と同時に放熱性能も併せ持つ必要があります。
上記の画像のリチウムイオン電池は、省スペース形状且、高出力・高い品質という高いハードルを
クリアするために、日産自動車の電気自動車:リーフに採用されている最新モジュールを採用しています。

 

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