蓄電池コラム

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ピークカットとは?

今回のコラムでは、使用電力のピークカットについてご説明いたします。太陽光発電のピークカットは発電量を削減することであるのに対し、使用電力のピークカットは「最も使用電力の多い時間帯の使用電力を削減すること」です。これにより、最大デマンドが下がり、電気料金の基本料金の削減に繋がります。

1.ピークカットとは?

 ピークカットとは、最も使用電力の多い時間帯の使用電力を削減することです。これにより、最も電力単価が高い時間帯の電気代を削減することにより基本料金の削減・省エネに繋がります。

 電気料金は、「基本料金」「電力量料金」「消費税」の和によって決まります。また、基本料金は以下の式に基づいて算出されます。

 基本料金=単価×契約電力(最大デマンド)×力率割引

 単価は契約時に決まるため、この「最大デマンド」が、基本料金を決定する上で非常に重要になります。

 最大デマンドとは、「過去1年間で最も電気を使った時間帯(30分)の使用電気料」のことです。例えば、その月の最大使用量が200kWであったとしても、過去1年間で最も電気を使った時間帯がある月の使用量が500kWであった場合、500kWを基に基本料金が算出されます。

 つまり、ピークカットで電力の最大使用量を下げることで、この最大デマンドを下げることができ、使用電気料だけでなく基本料金も下げることができます。

2.太陽光発電におけるピークカットとの違い

 節電におけるピークカットは使用量を削減することであるのに対し、太陽光発電におけるピークカットとは発電量に関してのことです。太陽光発電の発電量が最も多い時間帯はパワーコンディショナーの出力に合わせて発電量を削減することを言います。

 パワーコンディショナーとは、太陽光で発電した電力を直流から交流に変換して家庭内へ給電する変換装置のことです。出力量が予め決まっているため、電力の発電がピーク時に出力量を超える発電はピークカットによってカットされます。

 発電量がカットされるため損をしてしまうように見えますが、ピークカットされる分を考慮しても、ピーク時の発電量を高く設定しておくと全体の発電量は底上げされる為、ピーク時以外の部分で多くの発電を可能にします。

3.ピークカット機能を搭載した産業大型リチウムイオン電池のご紹介

当社では、ピークカット機能を搭載した産業大型リチウムイオン電池EPESSシリーズを提供しています。

産業大型リチウムイオン電池EPESSシリーズは、太陽光パネルで発電された電力を、
売電せずに自家消費するシステムです。
太陽光発電と併設したリチウムイオン蓄電池によるハイブリッド運転方式を採用しており、
自家消費での余剰電力が併設されたリチウムイオン蓄電池に充電されます。

産業大型リチウムイオン電池EPESSシリーズの特徴としては、ピークカット機能以外にも
「太陽光発電の自家消費機能 (再エネの有効活用)」「災害時・停電時の電源確保」「遠隔監視サービス機能」
「デマンドコントロール機能で照明・空調を自動制御」「VPP(仮想発電所)リソース」
の特徴があります。

>>「産業大型リチウムイオン電池EPESSシリーズ」の使用例・製品仕様はこちら

4.産業用蓄電池・開発・製造センター.comにお任せ!

産業用蓄電池・開発・製造センターcomを運営する株式会社エジソンパワーでは、ピークカット機能も搭載した非常用蓄電池をはじめとした蓄電池・産業用蓄電池の開発から製造・メンテナンスまで一貫対応しております。

構想段階からの開発設計の対応、お客様の試作開発製品への1個の蓄電池の設計・製作にも対応します。また、製品か後の量産化にも対応が可能です。

蓄電容量1~100kWh(最大1MWh)、電流値では10~200A、電圧はDC48~72Vや、高出力のDC400Vにまで対応できます。

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