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8G振動に対応したリチウムイオン電池パックの制作

こちらは、ラミネートセルに圧力を掛けないハードパックの開発に成功した事例です。ラミネートフィルムは振動等の影響を受けてセルが破損し易い事が短所でしたが、均等な力で固定する事により、セル本体にストレスを与えないようにすることができました。

Before

リチウムイオン電池を形状から分類すると大きく分けて、円筒型、角形、ラミネート型になります。
その中でもラミネート型は正極と負極を積層状に重ねた状態で構成し、
金属缶の代わりにラミネートフィルムを使っています。
円筒型、角型に比べて軽量化でき、放熱性にも優れているので小型で大電流に対応可能ですが、
ラミネートフィルムを採用しているので耐久性が弱く、振動等の影響を受けてセルが破損し易い事が短所でありました。

After

このような問題を解決するためにラミネートセルを圧力を掛けることなく、均等な力で固定する事により、セル本体にストレスを与えないハードパックの開発に成功しました。

スタックと呼ばれる特殊形状の部品を開発し、セル本体を左右から挟み込みような仕組みで固定しています。セル同士の間は数ミリ単位の空間ができるように設計されているため、放熱性の向上と充電・放電時の若干の膨張に対しても対応できるようにしました。

更にセル間に放熱ヒートシンクを挿入するタイプも開発し、より高い充放電レートにも対応できるようにしました。

ラミネート型リチウム電池は、円筒型、角型に比べて軽量化でき、放熱性にも優れているため、
小型で大電流に対応可能です。
しかし、本体にラミネートフィルムを採用しているため、耐久性が弱く、
振動等の影響を受けてセルが破損し易い事が短所でありました。
そこで、スタックと呼ばれる特殊形状の部品を開発し、
セル本体を左右から挟み込みような仕組みで固定することで、セル本体にストレスを与えない
ハードパックを開発しました。
これにより、8G振動に対応する耐久性の高いリチウム電池パックを供給することが可能です。

 

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