ポータブル非破壊検査装置の電源としてリチウムイオン電池を採用した事例です。 少ない手間と人数で検査実施を可能とするために、ポータブル非破壊検査装置には、小型で軽量であることが求められます。
また、電源の確保が難しい場所での検査を行うためにバッテリーで駆動でかつ安定した給電が必要があります。そのため、こちらの製品事例で使用しているリチウムイオン蓄電池は、定格電池容量：3300Wh 定格電圧：48Vの大容量蓄電池を搭載しています。しかし、重量は50kgに抑え、少人数での運用を可能にし、他の電池と比べて短い時間での充電が可能です。
リチウムイオン電池内のセル電圧や温度及び電流値を監視するＢＭＳ（バッテリー・マネジメント・システム）を標準で搭載しており、過充電や過放電などの異常発生時は、負荷から蓄電池を切り離しを自動で行うので、安全に利用することが出来ます。これにより、正確な検査を実施できるように安定した電気を検査装置へ給電しています。
本事例では、クライアント様の特別のご要望に沿い、検査装置の表面に特注のバッテリー残量計を追加しています。これにより、現場での正確な作業可能時間を把握し、無駄なく検査作業を行うことができるだけでなく、検査装置途中の異常発生などに対しても即座に対処することが出来ます。