知能ロボティクス研究所が開発を行うユビキタスネットワークロボットの動作電源として、リチウムイオン電池を採用しました。 工場などで働き、人間と隔離された環境で動作することを前提とする産業用ロボットと異なり、公共空間などで人間と動作空間を共有するサービスロボットの電源は、物理な大きさの制約を強く受けます。つまり、小型でかつ、軽量であることが大前提となります。そのためサービスロボットの電源としてはリチウムイオン電池は最適な選択となります。
ユビキタスネットワークロボットは、センサーやネットワークを介して、他のロボットと連携し単体のロボットでは支援しきれなかった領域をカバーします。例えば、高齢者や障がい者をエンドユーザーに家・病院・商業施設など多地点間を結び、ロボットによる買い物支援システム・遠隔対話支援サービス・見守りサービスの実証実験を行っています。 そのため、各ロボットには小型でありながらも高出力な電源を搭載する必要がありました。
『カスタム電源EPCシリーズ』をべースに蓄電池容量：1kWh 定格電圧：DC24V　重量9kgの仕様にカスタマイズしたことで、サービスロボットとして十分な活動時間と出力を実現しました。