2012年に設置したマンションの屋上に太陽光パネル28kW、PCS10kW３台分、蓄電池72kWhを組み合わせた蓄電池搭載型完全自家消費システムです。
発電した電気は、蓄電池に充電するか、マンション構内の負荷で消費して、余剰を出すことなく１００％自家消費をしています。

通常時は、10kWPCS2台でマンションの共用部の自家消費をし、残りの1台は余った電力を蓄電池に貯め、日照の無い夜間に蓄電池からの電力でパワコンを運転させ、給電します。
蓄電池の約半分は夜間消費に活用しますが、残りの半分は停電時に活用する非常用として常時満充電に近い状態で待機しています。
太陽光＆蓄電池システムからは共用部分の照明、水回り（ポンプ）、自動ドア、オートロック、立体駐車場などを動かす電気を供給しています。

同システムでは、基本的に出力10kW以下程度の負荷であれば電気の供給が可能なため、例えば、共用部分と管理人室の電灯やゲストルームのコンセント給電することなどもニーズに応じてカスタマイズすることが可能です。また、システム自体も、パネル出力や蓄電池容量をニーズや予算に応じて変更が可能ですので、マンションのBCP対策にはうってつけです。