日産の電気自動車リーフに使われていたリユース電池を活用して可搬型のポータ ブル蓄電池を開発しました。この案件は日産自動車から開発の依頼を受けました。
横浜に新設された日産パビリオンにて展示されています。 ポータブル蓄電池は系統電力と太陽光発電からの両方から充電できるようになっています。 太陽光発電は昼間に余剰電力が発生してしまう場合がありますが、ポータブル電源池には タイマー制御によって昼間の余剰電力を蓄電池に充電します。蓄電池に充電された電力は パビリオンの中に併設されたカフェの電源やミニ植物工場の電源として供給されます。停 電時は10ｍSec以内でバックアップが可能なUPS機能も搭載されているため、もしもの停電時で もこれらの機器を一定時間、バックUPする事が可能なシステムです。
日産自動車は電気自動の開発と同時にリユース電池の活用法にも色々な取り組みをしてい ます。今回はリユース電池がポータブル蓄電池として活用事例として展示しています。 リユース電池は新品セルに比べるとサイクル特性では不足な部分もありますが、今回のよ うな非常用蓄電池としての活用は有効であると考えています。