電源車両へリチウムイオン蓄電池を採用しました。
一般的に、移動式電源車両は、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジンなど動力とする発電機を車両に搭載し、電力を供給をしています。そのため、電源車両はトラックやトレーラーなどの大型車両となり、また、発電機が騒音を出すため、使用する場所や状況が限定されていました。
つまり、通常の電源車両が活用できない、小型車両でしか入れない狭い現場や静音性が求められる現場で使用できる電源車両が求められてました。従来、鉛蓄池を搭載することで静音性を担保していましたが、重量が非常に重く、メンテナンスの手間も多く、取り扱いが非常に大変という問題がありました。そこで、電源をリチウムイオン蓄電池にすることで、静音性を確保しつつ、体積・重量は鉛蓄電池と比較して３分の１となりました。例えば、10kWhリチウムイオン蓄電池であれば、ワンボックスカーへ搭載しても、運転手以外の人員を乗せたり、他の資材を積載することができます。 屋外用200Vコンセントからの急速充電も可能で鉛蓄電池と比べてより短い時間で満充電することができます。また、搭載車両のオルタネーターからの給電も可能です。 電源のない現場での作業から災害時の非常用電源など、あらゆるニーズに対応可能な小型電源車両です。