定員10名の小型電気バスの動力にリチウムイオン蓄電池を採用しました。
この小型電気バスは「IKEBUS」と名付けられ東京都豊島区の池袋駅周辺の再開発事業の1つとして、無料巡回バスサービスの公共交通機関として開発されました。IKEBUSは、災害時には移動式電源としてバッテリーに蓄電した電気を、 スマートフォン約2,500台の充電や非常用照明などへ活用することが出来ます。 平常時には皆さんの笑顔を運び、非常時には皆さんに安心をお届けします。

IKEBUSの詳細は、下記の豊島区のページをご覧ください。

＞＞https://www.city.toshima.lg.jp/toshimanow/new/ikebus.html

採用された蓄電池モジュールは、蓄電池容量：24.7kWh、蓄電池電圧：DC50.4Vになります。この蓄電池容量により小型電気バスは、フル充電から約60Kmの走行が可能です。この1回の充電で60km走れる性能により駅周辺から区役所など運行コースを、終日充電することなく走行することができます。1日の運行を終えた小型電気バスは、豊島区役所内の駐車場に据え付けられた充電スタンドで充電されます。リチウムイオン蓄電池を電源としていることで排気ガスを出さない点も、東京オリンピックに向けた公共交通機関として相応しいのではないでしょうか。

リチウムイオン蓄電池のモジュールパックは、電気バスの底面に配置することを踏まえて、可能な限り高さを抑えた形状となっています。公共交通機関の電源部分であるため、安定した電源供給を抑えた上でのこの形状を実現することがポイントとなっています。電池をこの形状にできたことで、この小型電気バスの特徴である小さな車輪を採用した低床を実現しています。

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