1kWhと2.5kWhの家庭用ポータブル蓄電池『Mr.蓄電池』を2011年7月に発売しました。当社初の一般コンシューマ向け製品です。

当時、首都圏での計画停電に備えるため一般家庭でも蓄電池の需要が高まっており、産業用大型リチウム電池の技術を活かし他社に先駆けてリリースしました。家庭用蓄電池やポータブルバッテリーという商品カテゴリーすらまだ無い時代で、1kWhの『Mr.蓄電池』で小売希望価格1kWh 80万円、2.5kWh180万円と非常に高額の商品でしたが、全国の家電量販店で数多く販売されました。

『Mr.蓄電』は、通常の家庭用コンセントから充電が可能で、非常時にはAC100Vの給電が長時間可能です。本体正面に、給電用コンセントが2つ、ＬＥＤランプで本体の電池残量を示します。EP-1000で15kg、EP-2500で40kgの本体重量がありますが、本体には運搬用のキャリーとハンドルがあり一定の可搬性を確保しています。

なお、『Mr.蓄電池』の生産及び製品サポートは現在（2020年11月）では終了していますが、『リチウムイオン蓄電池　ＥＰUシリーズ』及び『パワールクスシリーズ』が後継機種に相当します。